ロッシュ・ビュイシエール プティ・ジョー

Roche Buissiere Petit Jo

Supplier's note

区画は南東向きになった泥灰質の土壌。「ビオロジック」農法で栽培15年。このドメーヌで一番若い樹齢の区画を選別。収穫量35hl/ha。

100%除梗。セメント槽使用。発酵前の低温マセレーションを6日間行い、フルーティーな香りを引き立たせる。野生酵母で醗酵。マセラシオンはピジャージュおよびルモンタージュをしながら約15日。熟成はセメント槽で約1年。澱下げや濾過は熟成中の自然沈殿だけで、強制的には行わない。

ワインの特徴は、今まで造っていた品揃えに無かった果実味中心の「気軽に飲めるワイン」。低価格のワインであっても、手摘みで収穫する等品質にはとことんこだわります。このドメーヌで一番若い樹齢のグルナッシュを用い、フレッシュでフルーティーな風味を最優先しました。そのためアルコール発酵中に発生する炭酸ガスを瓶詰めの時も僅かに残して、爽やかな印象を持たせています。名前は2004年に生まれた初めてのお子さんジョセフから取ったもので、この新たなキュヴェ誕生は子供が生まれた幸せと同じくらいうれしい気持ちゆえ。

なぜ「ヴァン・ド・ターブル」なのか?理由は2つあります。AOCもしくは「ヴァン・ド・ペイ」を名乗るには、決まった期間内に試飲検査をパスしなければなりません。その日付に間に合わなかったため、VDTになってしまいました。無理に発酵が終わるのを急がせなかったのは、「人為的に介入せず出来るだけ自然に造ろう」という思いの現れです。